待機児童の解消~学童クラブ・保育園

 市議会議員になって最初の2年間、子ども教育常任委員会に所属しました。学童クラブの待機児童が増加してきており、学童クラブの新設や定員増に取り組みました。

 多摩市の学童クラブは都型の学童クラブといって、東京都の定めた補助要綱を守って、非常に質の高い運営をしています。その補助要綱の基準は厳しいもので、例えば、当時は施設の面積がいくら広くても、1施設当たり70名まで、と定員が決まっていました。

 しかし、待機児童が増えるなか、子ども1人当たりの広さや職員の数が確保されるならば、定員を増やしてもよいのではないか。子ども教育常任委員会からは当時の都議会議員を通じて東京都に要望を出し、私も平成28年6月議会の一般質問では、多摩市からも東京都へ積極的に基準緩和の働きかけをするようにお願い致しました。

 その後、翌年から東京都の補助要綱が緩和され、例えば、愛和小学童クラブの定員を84名に増やすことができました。ただ、現在も、いまだ学童クラブの待機児童は喫緊の課題であり、平成31年度は東寺方小学童クラブでの待機児童が大幅に増えてしまいそうです。今後、さらに、児童館へのランドセル来館などの在り方も含めて、対策を考えていかねばなりません。

 保育園の待機児童解消についても、多摩市は、認定こども園や小規模保育所の開設などで、この4年間に定員を364名増員してまいりました。しかし、待機児童数は、平成27年 49名、平成28年 79名、平成29年、30年はともに83名と、数年前よりも増えている状況です。

 平成31年度も認証保育所の定員増加、企業主導型保育所の開設と地域枠の設定、さらに今後は法務局跡地への認可保育所開設などが予定されていますが、さらに待機児童数ゼロに向けて、徹底して取り組んでまいります。

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